覚醒した禪院真希が父親である扇と戦った際に、扇は禪院真希と伏黒甚爾の姿が重なって見える描写がありました。そしてこのようになる伏線が呪術廻戦113話にあり、今回の149話で見事この伏線を回収していました。
そこで今回は禪院真希が伏黒甚爾のようになる伏線と現在の真希の強さや覚醒した理由について考察していこうと思います。
禪院真希が伏黒甚爾にようになる伏線を149話で回収
呪術廻戦149話「葦を啣む-弐-」で禪院真希は妹である真衣の死とともに強力な力を宿します。
そしてさらに真衣は去り際に自らの術式で編み出した刀を真希に渡します。
その二つの力により真希は扇に挑み、扇はそんな真希から伏黒甚爾の姿を重ねます。
このことから禪院真希はとうとう伏黒甚爾のレベルまで登りついた可能性が高いです。
そして真希が伏黒甚爾に追いつく伏線がありました。
それは呪術廻戦113話「渋谷事変㉛」にあります。
そのシーンがこちらです。
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伏黒恵が伏黒甚爾と戦った際にその伏黒甚爾の強さを体験して、「コイツは真希さんの完成形だ」
と認識します。
これが伏線となり今回の149話で見事回収されたと思います。
現在の禪院真希の強さは伏黒甚爾に匹敵する?
覚醒した禪院真希の現在の強さはすでに伏黒甚爾に追いついていると思われます。
その理由として以下の2点あります。
・2級以下の無数の呪霊を一瞬で祓ったこと
・禪院扇を瞬殺したこと
2級呪霊を一瞬で祓った
真希と真衣が閉じ込められたところには2級以下の呪霊が無数にいるところでした。
一体の2級呪霊ならさほど強くはありませんが、その呪霊が無数にいるとなると話は変わります。
多勢に無勢というやつですね。
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ただ、この状況で真希は一瞬にしてすべての呪霊を祓いました。
閉じ込めてから禪院扇が立ち去って少し離れた状態で扇がすべての呪霊の消滅反応を感じ取ったので時間にしてはほんの一瞬だと思います。
そのためパワーだけでなくスピードが格段に速くなっていると思われます。
恐らくこの時点で伏黒甚爾並みのスピードがあるのではないでしょうか。
禪院扇を瞬殺した
2回目の禪院扇との戦いでは扇が伏黒甚爾の姿が真希に重なったように見えます。今まで隠していた術式を解放し本気モードで構えます。
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それをおかまいなしに真希は超スピードで扇の頭部を横断しました。
扇の能力は秘伝の「落花の情」を居合切りに組み込んだものであり間合いに入ればどんなスピードでも恐ろしい反応速度で斬られてしまいます。
真希は扇を切り伏せているため、この間合いですらも反応できないほどのスピードをもっていることになります。
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そのため現在の真希の強さは伏黒甚爾に匹敵すると思われます。
禪院真希が覚醒したのには双子の凶兆が関係した
禪院真希は伏黒甚爾と同じ天与呪縛によりフィジカルギフテッドを受けています。
そのため能力的には伏黒甚爾ほどの強さを誇っていいはずがなぜかそこまでの強さを持っていませんでした。
しかし、これには双子で生まれてしまったが故の凶兆が原因だとわかりました。
149話にて真衣は真希に呪術師においてなぜ双子が凶兆とされるのか理由を説明しました。
一卵性の双子で生まれると呪術としてはこの双子が二人で同一人物としてみなされるためです。
つまり真希は真衣であり、真衣は真希だということになります。
そしてさらに核心に迫ります。
真希が血ヘド吐く程努力して強くなろうとしても真希が強くなろうと思わないので±0
真希が天与呪縛で類まれぬ身体能力を持っていても真衣が術式を持っているため伏黒甚爾のような爆発的な身体能力まではならない
強くなりたくない&術式を持っている真衣がいるため、真希は掛け合わされて中途半端な強さになってしまうということでした。
真衣が存在する限り真希は一生中途半端な強さとなるため、真衣は自ら死ぬ(真希のために複雑で大きな刀を作り術式の反動により死ぬ)ことを選びました。
今の真希は双子によるマイナス効果をなくした完全な天与呪縛のフィジカルギフテッドの持ち主として覚醒したということになります。
伏黒甚爾の強さは超スピードと呪力を読めないところ
伏黒甚爾の強さは天与呪縛により極限まで強化された身体能力が生みだすスピードと呪力がないことによる呪力の読めなさであります。
伏黒甚爾が誇る超スピード
伏黒甚爾が過去編で五条悟と対決した際や陀艮(だごん)の領域内での戦い、そして伏黒恵との戦いこの全てで厄介となったのがパワーではなくその超スピードでした。
・五条悟戦
五条悟すらも見失うほどの速さ
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・陀艮(だごん)戦
渋谷事変での陀艮との戦いでは何も呪力がないにも関わらず当たり前のように水面を走り抜けて攻撃します。あのNARUTOでさえも足にチャクラを流さなければ水面上を走れないのにそれを可能にする伏黒甚爾は異次元のスピードを誇ると思われます。
陀艮自身もこのスピードに関してはすごく疑問に思っているようでした。
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この下は陀艮の領域展開により海となっていますがおかまいなしみたいですね(笑)
・伏黒恵戦
伏黒恵との戦いでは伏黒恵が隙をつくり完全に刺したにも関わらず、軽々かわしていました。
さらにその伏黒甚爾のスピードを少年院編で戦った宿儺並みと例えています。
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このことから伏黒甚爾の強さはパワーだけでなくその異次元のスピードからきているようですね。
呪力が読めない
伏黒甚爾には呪力がないため術師同士で起こる呪力から相手の行動を読み取ることができなくなります。あの五条悟でさえ伏黒甚爾の動きが読めないとしていましたので、恐らく伏黒甚爾の気配を感知することは困難だと思われます。
伏黒甚爾が所有する呪物の呪力を感知することはできるようですが、それでも速すぎて対応ができないようです。
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この異次元の超スピードと呪力が読めないこと、この2つが伏黒甚爾が呪力なしでも最強クラスに強い理由だと考えられます。
まとめ
・113話の禪院真希の完成形が伏黒甚爾という伏線を149話で回収
・禪院真希の現在の強さは伏黒甚爾と匹敵する
・妹である真衣の死により覚醒
・伏黒甚爾の強さは超スピードと呪力の読めなさにある
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