呪術廻戦156話では星綺羅羅の術式が南十字星をモチーフにしたものであり、5つの星を利用した戦闘スタイルでした。
かなりややこしい術式で戦いの結末に疑問が残る部分もあったので、今回は星綺羅羅の南十字星をモチーフにした術式とその戦闘について解説していこうと思います。
*この記事は呪術廻戦156話のネタバレを含みます
南十字星が星綺羅羅の術式だった!5つの星の関係から戦闘を解説【呪術廻戦ネタバレ】
呪術廻戦156話で伏黒恵が星綺羅羅の術式は南十字星をモチーフにしていることを当てました!
これまで星綺羅羅の術式は磁力に関するものだとされていましたが、それよりももっと複雑な術式となります。
南十字星は5つの星から構成されており、ガクルックス・ギナン・ミモザ・アクルックス・イマイの5つとなります。
この星がお互いの距離を保ちながら十字の形をしています。
伏黒たちにつけられた星にもこの5つの星のいずれかの名前が記載されており、その星はお互いの距離を一定に十字になるように保つため星綺羅羅やパンダ先輩、扉に近づけなかったりしていました。
この5つの星の役割が重要だったようです。
ただしその複雑さからその位置関係を理解していないとあまりよくわかならいまま混乱してしまう読者もいると思います。
以下で5つの星の位置関係などから星綺羅羅の戦闘を解説していきます。
南十字星をつくる5つの星(イマイ・アクルックス・ミモザ・ギナン・ガクルックス)
南十字星は南極で見ることができる星座であり、イマイ・アクルックス・ミモザ・ギナン・ガクルックスの5つの星から構成されます。
漫画での位置関係はこのようになっています。
週刊少年ジャンプ/集英社/呪術廻廻戦/芥見下々
実際の観測された写真ではこのようになっています。
天体写真の世界より引用
べクルックスやδ星など別の名前の星が入っていますね。
これは名前の呼び方が違うだけで、べクルックスはミモザのこと、δ星はイマイのことを指すようです。
イマイ
イマイの学識名称はδCrucisでしたが、2018年に南十字座δ星の正式名称をImaiと名付けられてます。
イマイは日本人がつけたような名前ですが、付けたのはエチオピアに住むムルシ族です。
意味はこの星が夕闇の空に現れなくなる頃に、オモ川の土手に生えるImaiという草を横倒しにするほどオモ川の水かさがが上がり、やがて下がる時期であることを示しているそうです。
またImaiは青白く光るため「青白い」を意味するPa’Iidaとも呼ばれていたようです。
アクルックス
アクルックスは南十字星の南側(下)に位置する星です。
英名はα Crucisと表されます。
名前の由来は単純でalphaのAと南十字星を表すCrux(クルックス)を組み合わせてアクルックス(Acrucis)となったようです。
ミモザ
ミモザは学名としてβ CrucisまたはBeta Crucisと表記されます。
アクルックスと対比して別名としてべクルックスと言われることもあるそうです。
ちなみにミモザという名前はオジギソウに由来しているみたいです。
最初はべクルックスの名前で呼ばれていましたが、2016年よりミモザ(Mimosa)という正式名称になったようです。
ギナン
ギナンはアクルックスとイマイの間にあるオレンジ色に輝いている星です。
学名ではε星とされていましたが、2017年よりギナン(Ginan)と正式名称を付けられました。
この由来はオーストラリア先住民のWardaman族の創世神話に登場する「歌の虫」だそうです。
ポルトガル語では「でしゃばり」や「おせっかい」を意味する言葉でイントロメティダともいわれるそうです。
十字星から外れた位置にあるのでそうつけられたかもしれません。
ガクルックス
学名はγ Crucisですが、2016年にガクルックス(Gacrux)と正式につけられました。
これはGamma Crucisを省略したものが由来だとされています。
この星は南十字星で唯一赤色に輝く星であり、北側(上)の一番目立っている星です。
星綺羅羅の南十字星をモチーフにした術式;星間飛行
星綺羅羅の術式は南十字星をモチーフにした’’星間飛行(ラヴランデブー)’’は5つの星を対象の呪力に割り振る
星が別の星に接近するには定められた順序を守る必要があり、同じ星同士の対象は一方が一方に引き寄せられる
その決められた順序とは【星座の奥行き】
星座には奥行きがあり地球を中心として遠い星からイマイ、アクレックス、ミモザ、ギナン、ガクレックスの順番になっています。
この星がマーキングされたものはこの奥行きの順番に従ってしか次の目標物に近づくことができず、逆に同じ星同士マーキングされたものは引き寄せられる性質があります。
そしてこのマーキングは呪力に行うため、式神は術師と同一にされるそうです。
難しいので次で戦闘の場面に置き換えて解説します。
伏黒恵は星綺羅羅をどのようにして捕らえたのか?
伏黒恵は最終的に南十字星を理解することで星綺羅羅を捕らえることに成功しました。
マーキングされたものを整理すると
パンダ先輩→イマイ
伏黒恵、玉犬→アクルックス
星綺羅羅→ギナン
秤の部屋に繋がる扉→ガクレックス
車を止める縁石→ミモザ (意図的に隠されていた)
これを星の位置関係に置き換えると一番遠い人から
パンダ先輩→伏黒恵・玉犬→縁石→星綺羅羅→扉
の順番になります。
ここで伏黒恵が扉に近づくには縁石に近づきその後星綺羅羅に近づき、扉に接近する必要があります。
これを阻止するために星綺羅羅は伏黒恵と同じマーキングを他の物質にして伏黒恵にくっくけさせ潰そうとします。
このとき自分についた’’ギナン’’のマーキングを外して呪力の空きを作りその分を別の物質にくっつけていました。
これで潰されたと思った伏黒恵でしたが、寸前のところでかわしたのか無事でした。
そして玉犬を解除せずに出し続けており、玉犬は壁に引き寄せられないようにつっかけておいていました。
その直線状に星綺羅羅が来た時に突っかかっていた玉犬を放ち伏黒恵自身のもとに玉犬ごと引き寄せて星綺羅羅を確保していました。
かなりややこしい戦いでしたが、星綺羅羅の術式のルールと星の位置関係を理解することでなんとか納得できました(笑)
まだ不可解な点がありましたがかなりややこしくなりそうなので考えるのを止めました!
まとめ
・星綺羅羅の術式は南十字星をモチーフにしたものだった
・南十字星にはイマイ、アクレックス、ミモザ、ギナン、ガクレックスの5つの星がある
・伏黒恵は同じ星同士の効果を利用して星綺羅羅を捕らえた
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