今回は作中に一度も登場したことのない虎杖悠仁の父親の正体について九相図についてや判明していることをヒントに独自に考察していこうと思います。最新話までのネタバレとあくまでも個人的な推察だということをご了承ください!
虎杖悠仁の父親のヒント
・偽夏油の発言
・額の縫い目(脹相による情報)
・父親の記憶はうっすらとある
・九相図には10番目がある
以下の4点が虎杖悠仁の父親の正体に迫るヒントだと思います。では一つずつ整理しながら考えていきましょう。
虎杖悠仁の父親のヒント①偽夏油の発言
第133話で偽夏油が虎杖悠仁と対峙した際に様々な呪霊の攻撃を浴びせピンピンしている姿もみて「我ながら流石と言うべきか、宿儺の器タフだね」と発言している。後者のほうは攻撃を耐えたのでわかるが、前者の我ながら流石というべきかという発言には疑問が生じます。初めて対峙する敵に対して我ながら流石ということはいわないと思います。まるで自分が作ったものみたいな発言に感じ取れます。この言葉から偽夏油が虎杖悠仁をつくった可能性があります。また、偽夏油は呪霊と人間の子供の実験として九相図を作成しています。我ながら流石と自画自賛することからその完成形であり、呪霊と人間の子供の最高傑作なのではないかと予想されます。
虎杖悠仁の父親のヒント②額に縫い目がある(脹相による情報)
139話で脹相が虎杖悠仁に父親の容貌のことについて少し話します。脹相がいうには虎杖の父親にも額に縫い目があると話しています。額に縫い目があるといえば偽夏油ですよね。脹相は加茂憲倫が呪霊の子を孕む特異体質である女性を使い、実験した結果生み出されました。そして加茂憲倫は体を転々として生きながらえることができます。現在は夏油の身体を乗っ取っり偽夏油として存在しています。つまりいまの偽夏油が脹相の父親といえます。脹相は虎杖悠仁と過ごした記憶があるため、虎杖悠仁を弟として認識しています。(第105話の脹相の回想では壊相と血塗の二人の弟と一緒に虎杖悠仁がいてご飯を食べている記憶があります。)しかし、この記憶は虎杖悠仁との戦いの最中に頭痛とともに急にやってきました。そしてそれは存在しない記憶と題されています。東堂との戦いにもこのようなことがありました。存在しない記憶の正体は虎杖悠仁の術式と考えられていますが、そのことに関しては別のところで詳しく説明します。
ひとまず脹相は虎杖悠仁を自分の弟だと思っているので偽夏油が父親であると思い出させようとしています。
虎杖悠仁には父親の記憶がうっすらとある
虎杖悠二は父親に関してはうっすらと記憶にあると自分自身で明言しています。そのうっすらと残っている記憶がいまの偽夏油(加茂憲倫)の可能性があります。そのため父親の記憶しかうっすらとしかないのかもしれません。
【虎杖悠仁の父親】九相図には10番目がある
実は九相図は呪術廻戦独自のものではなく、実際に存在するものです。本来九相図とは人間が死にその姿が9段階で変化する様子を描いた仏教絵画です。そして生前の姿を含めると10段階になるといわれています。呪術廻戦では加茂憲倫に生み出された9体の呪物の総称とされています。
本来の九相図
脹相(ちょうそう);死体が腐敗によるガスの発生で内部から膨張する
壊相(えそう);死体の腐乱が進み皮膚が破れ壊れ始める
血塗相(けつずそう);死体の腐敗がさらに進み、溶けた脂肪・血液・体液が身体に滲み出す
膿爛相(のうらんそう);死体自体が腐敗により溶ける
青瘀相(しょうおそう);死体が青黒くなる
噉相(たんそう);死体に虫がわき、鳥獣に食い荒らされる
散相(さんそう);以上の結果、死体の部位が散乱する
骨相(こつそう);骨だけになる
焼相(しょうそう);骨が焼かれて灰だけになる
これに生前の姿を合わせて10段階となるみたいです!
下にいくにつれてどんどん腐敗していくみたいですね。ここで呪術廻戦の九相図の三人に注目です。「脹相」は美形の人間型、「壊相」は人間型であるが背中がただれている(悪臭がする)、「血塗」は人間型とはかけ離れた口から血液を出している。
下の子になるほどどんどん人間の姿からは遠くなっていることになります。そこで虎杖悠仁に注目すると、虎杖悠仁は完全に人として生きています。つまり虎杖は九相図でいう生前の姿を現しており、九相図の十番目ということになります。
虎杖悠仁の父親の正体とは?
以上のことから推察するに虎杖悠仁の父親は偽夏油である可能性が高いです。父親というか作られたといったほうがいいのかもしれませんが。理由としてはやはり偽夏油自身の発言と九相図の10番目にあたるということです。偽夏油は人間と呪霊のハーフを作ろうとしその過程で生まれたのが九相図であり、その完成形が虎杖悠仁ではと思います。なので本当に脹相がお兄ちゃんである可能性もありますね。ただ、そうだとすると虎杖の爺ちゃんは何らかの方法で虎杖悠仁を持ち出したとされます。そして誰にも知られないように育てていたのかもしれません。
まとめ
・偽夏油の我ながら流石という発言
・脹相の記憶には弟としてある
・九相図は生前の姿を含めると10段階
虎杖悠仁は偽夏油(加茂憲倫)に作られた人間と呪霊のハーフの完成形であることが考えられます。そのため父親は偽夏油の可能性が高いです。また、偽夏油がなぜ虎杖悠仁をつくったのか、その理由についても気になりますよね。今後少しずつ父親のヒントが出てくるかもしれないので注目ですね!
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