この記事には呪術廻戦138話の内容のネタバレを含みます。まだ読んでないよという方は注意してください!
【呪術廻戦138話】禪院家の新たな3人
第138話「禪院家」に登場した新たな禪院家の3人。禪院直哉、禪院扇、禪院甚壱は3人とも特別1級術師である。26代当主の禪院直毘人が渋谷事変にて死亡し、直毘人の遺言により新たな27代目当主として禪院直哉が選ばれる(制限あり)。その制限とは高専忌庫及び禪院家忌庫に保管されている呪具を含めた全財産を新当主の直哉が相続することに関してである。この財産は扇と甚壱いずれかの承認を得ることで使用できるとのこと。つまり、全財産は所有してるけど勝手には使用できないという制限ですね。そしてさらにもう一つ条件があり、それが五条悟が死亡or意思能力が奪われた場合に伏黒恵が禪院家の新当主として全財産を所有できるとの条件である。これは伏黒恵のパパである伏黒甚爾との誓約とされてる。このことに関して直哉は怒り、伏黒恵と虎杖悠仁の殺害を予告する。
【呪術廻戦138話】なぜ条件付きで伏黒が当主になれるか
なぜ条件次第で伏黒恵が禪院家の当主となり、全財産を所有できるか気になりますね。理由としては3つほど考えられます。
・伏黒恵は禪院家相伝の十種影法術を扱える
・伏黒甚爾と直毘人との誓約
・伏黒甚爾と五条悟との交渉
まず伏黒恵は分家の伏黒甚爾の息子でありながら、禪院家相伝の十種影法術を受け継いでいます。これは御三家の一つである五条家の無下限使いと互角に戦えるほど強力な術式とされています。一度五条家の無下限使いと禪院家の十種影法術使いが親善試合をした際に、両者が相打ちとなり死亡するという事件があっている。そのことがあり禪院家と五条家は対立しているとのこと。つまりいまの無下限使いであり呪術師最強とされている五条悟を超える可能性が秘められているほど貴重なものである。呪術界の頂点となる存在といえます。そのためそれだけ優遇されるのも理解できます。また、伏黒甚爾は直毘人と五条悟に違う場面で自分の息子を好きにするように伝えています。これは第113話「渋谷事変㉛」の伏黒甚爾の回想で自分の子ども(伏黒恵)を26代当主の直毘人に売る場面。また、第75話「懐玉-拾壱-」の五条悟との戦いで敗北し死亡する間際にも五条に自分の生まれる予定の子供を好きにしろと交渉する場面があります。そして幼少期の伏黒恵と出会い、禪院家にはいかないと伏黒恵に決心させます。このとき代わりに従姉の津美紀が禪院家に迎え入れられて、その後呪いにより植物状態となります。
禪院家としては相伝の術式を受け継いだ伏黒恵がほしい!しかし、五条悟がそれを阻止していることが考えられます(伏黒甚爾に好きにしろと言われているため)。そのため、五条悟が死亡or意思疎通不可となった場合に伏黒甚爾との制約で禪院家当主として迎え入れるのではと思います。
【呪術廻戦138話】直毘人と伏黒甚爾との関係
直毘人と伏黒甚爾は親子関係と噂されていますが現段階では判断するものが不足しているためはっきりと答えることはできません。一応禪院家の分家として生まれた伏黒甚爾は呪力が全くない状態(天与呪縛により規格外の身体能力はある)です。そして26代目当主の直毘人は呪力のない人間には全く興味がありません。なので呪力のない状態で生まれた甚爾はかなりひどい扱いを受けていたようです。そのせいもあり、禪院家を家出し雇われの殺し屋となってしまいます。そのため、直毘人と伏黒甚爾はお互いによく思っていない様子であります。過去に一度息子の恵について交渉をもちかけたことがあり、そのときに恵が術式を持っていたら高値で売るといっています。その後五条との戦闘で敗北し死亡します。直毘人との接触があったのはそのシーンくらいで、あとは陀艮との戦いで陀艮の領域内に侵入した伏黒甚爾(オガミ婆の術により伏黒甚爾の魂だけ憑依させたオガミ婆の孫)が領域内にいた直毘人に対して鋭い殺気を送るところです。禪院家の呪いを受け継ぎ、呪術界や禪院家を嫌う甚爾なので当主の直毘人とは険悪な関係だったと思います。
【呪術廻戦138話】今後の争いは4人がキーマン
第138話「禪院家」の最後のページでは虎杖悠仁、脹相、禪院直哉、乙骨憂太の4コマで終了しています。そのため今後はこの4人がキーマンとなり活躍することが予想されます。次の当主となり得る伏黒恵と宿儺の器である虎杖悠仁の殺害を目論む禪院直哉、狗巻棘の復讐として虎杖悠仁の殺害を目論む乙骨憂太。虎杖悠仁を弟として行動を共にする弟想いの脹相、そして渦中の虎杖悠仁がぶつかり合うと思います。
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